Pomodoro Technique を実践してみる
Pomodoro Technique とは
時間管理法のひとつ. ひとつのタスクを 25 分ごとに区切り, メリハリを持って作業をする.
手法
Pomodoro Technique では以下のようにタスクを消化する
- まず、やるべきタスクをリストから選ぶ(所要時間の長いタスクは複数のポモドーロに分割しておく)
- キッチンタイマーを25分にセットする
- タイマーが鳴るまでわき目もふらず、タスクに集中する
- タイマーが鳴ったら、1タスクにチェックを入れ、5分休憩
- ポモドーロが終了したら、長い休憩をとる
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1003/23/news043.html
私は, この手法では初心者には厳しいと思ったので, 以下のように fork した.
- タスクを明確に定める (所要時間の長いタスクは意味のある単位でポモドーロに分割する)
- 25 分にタイマーをセットする
- タイマーが鳴るまでタスクに集中する. 邪魔な通知などは気にしない
- タイマーが鳴ったときに作業が終わっていなければ, 残りのタスクを算出する. ポモドーロの見積もりを修正
- 「すぐ終わりそう」なときは 1 分未満ならそのまま, 5 - 10 分程度かかるものならタスクリスト化して 5 or 15 分セットしてタスクを消化
- 5 - 15 分休憩
- 1 へ戻る
25 分で終わらせる という意識をなくすようにした. 時間に追われてはストレスが溜まり, 継続可能性も低くなるためだ.
アプリ
Pomodoro Technique を実行する上で, 以下のアプリケーションを Mac にインストールした.
http://jamztang.github.io/pomodoroapp/
以下のように画面に常に表示させて, 作業をしている
タスク設定や開始はとても単純に操作ができて心地よい. このアプリケーションの出来の良さも Pomodoro Technique を実践する理由となった.
感想
先日から導入しているが, アプリの使いやすさもあって思った以上に効果を発揮している. どうしてもずるずるとタスクを引き伸ばしてしまう人間には非常に適した時間管理法なのだと思う. まだ始めて数日なので, いずれ挫折してしまう可能性ももちろんあるが, いまのところは成功と評して良い状態にある.
この時間管理法の欠点は, 多くの管理法と同じく意識を高めすぎてリバウンドしてしまうことだろう. やりすぎた時間管理, タスク管理は作業に焦りを生じさせる.
これを回避するには, 25 分で終わらせなければならない という意識を完全になくすことだろう. 重要なのは, 1 タスクに集中すること, 時間の区切りを意識すること. この二つだけでも, Pomodoro Technique は十分な効果を期待できそうだ.